一般歯科医院の2倍 ?!
~完璧な滅菌のために~
光の道グループ医院では、
治療器具の数が、一般歯科医院の2倍あります。
なぜだと思いますか。
治療に使ったすべての道具を徹底的に滅菌するには時間がかかるからです。
どんな忙しい日も、完璧な滅菌をし、翌日の準備を万全にするため、3つの医院ともに、器具類はすべて2倍用意しています。歯科用の器具は簡単なものでも高価なのですが、これは開業以来のこだわりです。
もちろん、グローブ、エプロン、コップなど可能なものは極力使い捨てにしています。
超音波洗浄機
まずは、丁寧に器具を水洗いします。➠これが大切です。そして、治療で使用する小さな器具は、超音波振動でしっかり洗います。微細なたんぱく質、血液を落とします。
器具は、たんぱく質を分解、高圧蒸気滅菌を行わなければ、感染防止、安全なシステムとは言えません。
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)
すべての細菌を死滅させる高圧滅菌器です。
手洗いと超音波洗浄機でしっかり洗われた器具を密封します。 高圧滅菌、132℃の高温でバイ菌とウイルスを殺します。密封されたまましまわれ、患者さんが座られて治療の始まる直前に開封します。
使用した器具や、お口に入った器具、器具がしまわれている容器まで、高温高圧処理を行います。
当院では1991年開業当初から徹底しています。医療現場では当たり前の作業です。
エチレンオキサイドガス滅菌機(EOG滅菌)
エチレンオキサイドガスにより微生物を滅菌させます。ゴム製品、プラスチック類、光学器械類など、高圧、高温に耐えられないものの滅菌に使います。あらゆる菌とウイルスに効果があります。
ホルホープ(ホルマリンガス殺菌器)
高圧や高温に耐えられないものには、ホルマリン殺菌を行います。肝炎ウイルス、HIV、コロナウイルスも殺菌します。
こちらも1991年当初から導入。医科では普通に行われている滅菌です。
オイルメンテナンス(ルブリナ)
歯を削る機械の隅々まで、オイルのシャワーで洗浄します。お口の中で、これらの機械、器具からキレイな空気や水が出るための必須アイテムです。
衛生管理は設備や器具だけで守られるものではありません。
そこに働くスタッフの意識の高さ、それを日々緩みなく保ち続けることにかかっています。
当グループでは、㈱himmelのコンサルタントによるスタッフへの衛生管理教育を定期的に行っています。
器具、機械、薬品の扱い方、汚れ別の落とし方、患者さんへの接し方などなど、細かく指導し定期的にチェックしています。
また、社団法人 日本医療機器学会認定の滅菌技士が6名おります。
◆聞いてください!
仲井理事長はバイ菌博士!?
当グループ理事長の仲井は、金沢大学の感染症制御学講座(旧微生物学教室)にて細菌学で医学博士を取得したのです。バイ菌のこととなると、ことのほかうるさいのです。
大病院の医科で使用している滅菌器を富山の歯科で初めて取り入れた人なんですよ。
正しい消毒と滅菌にはこだわっています。
滅菌:有害無害を問わず、すべての微生物(菌やウイルス含む)を死滅・除去させること。菌やウイルスなどの残存量が100万分の1になるという定義がある。菌やウイルスの除去としては最強。
殺菌:「細菌やウイルスを殺す」効果そのものを指す言葉。死滅させる菌の種類や量に明確な定義はない。薬事法により、医薬品や、医薬部外品のみに使うことができる言葉。
消毒:病原性のある菌・ウイルスを死滅・除去させて害のない程度にすること。殺菌との違いは、害のない程度にするのが目的であること。残存していても、不活性化されているだけでも、害がなければ「消毒」となる。薬事法により、医薬品や、医薬部外品のみに使うことができる言葉。
除菌:菌を減らす効果のこと。殺してなくてもよいし、どの程度減らすかという定義もない。
抗菌:菌の繁殖を抑える効果。菌を殺したり除いたりする効果はなく、あらかじめ菌の住みにくい状態にしておくことが目的。
細菌 | ウイルス | |
大きさ |
1㎜の1/1000の単位「㎛(マイクロメートル)」を使う。 🌲ウイルスが木なら、🗻細菌は山。
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1㎛の1/1000の単位、つまり1㎜の1/100万 「㎚(ナノメートル)」を使う。 ウイルスの方がう~んと小さい。 🗻細菌が山なら🌲ウイルスは木。 |
増殖 |
環境が適していれば自身で増殖! 🙎♂️ 👩🏻🤝👩🏻 👨👨👦 👨👨👦👦 |
他生物の生きた細胞の中で増殖。自分だけでは生きられない! |
💀歯周病原因菌、コレラ菌、大腸菌など 😊納豆菌、乳酸菌など |
💀インフルエンザ、ノロウイルス、肝炎、HIV、SARS、MARSなど |
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治療 |
抗生剤 |
抗ウイルス薬 |
予防 | ワクチンのあるものは予防接種を受ける。手洗い、消毒、うがい。 |