ロケーター義歯は、数本のインプラント体1本1本にロケーターという装置を装着し、そこへ総入れ歯をはめ込む方法です。 インプラント側(顎側)と入れ歯側を、ボタンのようにパチッとはめるようになっており、入れ歯は自由に取り外すことができます。
1)顎にインプラント体を埋め込みます。 2)このインプラント体にロケーターアバットメントを取り付けます。 3)入れ歯の裏側に顎のロケーターにはめるための留め具とナイロン製のキャップ(リテンションインサート)を取り付けます。 4)入れ歯を装着して、しっかり安定して噛めるか、違和感はないかを確認します。
1)キャップ(リテンションインサート)の交換 ロケーター義歯は使っているとキャップが摩耗していきますので、キャップを定期的に交換する必要があります。 キャップの耐久期間はインプラント体の埋入角度や入れ歯の設計、患者様の噛み癖により違います。 2)定期メンテナンス インプラント周囲炎の発症を防ぐためにインプラント体周囲の清掃が不可欠です。 通常のインプラントと同じように定期的なメンテナンスにおいでください。
インプラントで入れ歯を固定しますから安定します。 さらにインプラント体にはめ込まれたロケーターと入れ歯のナイロン製キャップがパチッとはまることでしっかりします。 入れ歯を取り外せるので、入れ歯やインプラント周囲の清潔さを保ちやすい。 高齢者でもお手入れが楽。 インプラントを埋入する本数を調整しやすいので経済的。
インプラント体40万円×本数+CT撮影料+仮入れ歯代+入れ歯費用となります。 インプラント体1本:400,000円(消費税40,000円別)×本数 CT撮影料:6,000円(消費税別600円) 仮入れ歯(総入れ歯、片顎):15,000~30,000円(税別)(歯数による) (インプラント体が骨にしっかりとくっつくまでの数カ月間の仮入れ歯です。) 総入れ歯(片顎):180,000~400,000円(税別) (保険外の入れ歯です。種類はいくつかありますので、ご相談ください) 以上は基本的な治療の金額となります。 治療費のインプラント体1本40万円には、手術費〔インプラント体、ロケーターアバットメント、キャップ(リテンションインサート)の費用、服用薬〕、技術料が含まれます。 その他、骨が少ない方への処置(人工骨移植)など特殊な症例については、通常のインプラント手術に準じて加算されます。 「骨が少ない方の治療法」はこちらをどうぞ 「インプラントの治療費用」はこちらをどうぞ 「医療費控除制度について」はこちらをどうぞ キャップ(リテンションインサート)の交換 1個10,000円(消費税1000円別)(技術料含む)
Q . インプラントは何本埋め込むの? A . 総入れ歯の安定のためには、上顎では4~6本、下顎では最低でも2~4本のインプラントの埋入が望ましいと考えられています。 骨や口腔内の状況、ご予算、埋入後のお手入れのことなども考え、埋入本数を決めていきます。
Q . 入れ歯が合わなくなったらどうするの? A . 経年的に粘膜の退縮や骨の形態変化など口腔内の状況が変わりましたら、通常の入れ歯と同じように調整をします。場合によっては入れ歯を作り直す必要が出てきます。 ロケーター義歯模型顎側と入れ歯 ロケーター義歯模型裏から見たところ